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    世界の裏

    冬の間は肌が良くなくて泳ぎには行かない。
    仕方なく、走りに行く。
    けれど、若い頃の名残で左の膝がすぐに痛むので長くは走れない。庇うと右足にも影響が出る。有酸素で体の機能を上げるまでは行かない。帰りは歩く。
    しかし、田舎の河川敷は気持ちが良い。
    電車から地下道を通って、丸の内のビルで1日を過ごし、電車で夜中過ぎに帰る。スマホの画面も頻繁に見る。目は物ではなくて景を見たがっている。遠と近の重層の複合の全体を。

    晴れた、ほんの少し暖かな日の午後に、違和感のある膝で歩きながら空を見た。
    川面は枯れたアワダチソウの向こう。
    河川敷管理用の小道が見えなくなるほど遠く伸びる。
    雑多な草。所々に葉のない木。
    オモンマの山の上に、美大の校舎。
    送電線。鉄塔。

    そして、気が付く。
    その景に重なる、世界の傷。
    久しく意識したことのなかった不具合。

    幼い頃に心奪われた世界の裏。

    私は、世界の傷に気付くことで、重層の景の最下層の眼球の持ち主として、景色に参列する。

    世界の姿と、多層に重ねられた自分の内側で、私はそんな世界とのたくさんある結節点の一つである自分を、改めて見つける。

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    非公開コメント

    体はだんだん良くなっているが、私ははたして復職できるのだろうか?
    前の上司が私の休職の噂を聞いたのか、今日電話がきた。電話くださいと留守電 がはいっていたが、電話する気力も勇気もない。聞きたくもないことを・・・
    そろそろ青森にも居づらくなってきた。
    なかなか理解してもらえない。

    Re:


    嫌な電話は後回しで良し。掛けられるようになったら掛ければ良い。そうすれば義理を欠いた事にはならない。大丈夫。

    居づらいのはどっち方面だろうか?
    家族?それ以外の周囲?うーん、把握出来ないので考えづらいな。

    体が良くなってきている自覚があることを、先ずは喜ぼう!それって凄く善い事だよ!
    不安は尽きないけども、先ずはゆっくりゆっくり。慌てない慌てない。
    あの大怪獣ガメラでも傷を負ったら海深くで息を潜めて治るのを待つのだ。

    ん、関係ないか!?

    お元気ですか?

    世界の傷は、私が気付くことで始まて、傷として存在できるのですね。
    儚いです。

    私の眼と世界の傷が見えない何かで結ばれて、見るだけだった世界に、私も組み込まれていく。

    川縁に立ち尽くす先生の後姿が脳裏に浮かんできました。

    元気です

    嬉しい。ありがとう女中さん。元気?

    一日中ビルの中だと、いつの間にかバランスが悪くなっているみたいです。青森帰りたい~。
    鯵ヶ沢の海へ曲がる道や、お城に登る坂道、奥入瀬に抜ける白樺のトンネル、寺町、小栗山、花の盛りの林檎畑、八甲田の山奥に隠れた温泉、義塾から見た紫色の夕焼け、、、

    ふとしたことで、蘇り茫然とさせられます。
    含まれて包まれていたよなぁー、と。

    先日は、突然コメントしてしまい、すみません。
    そして、誤字脱字も申し訳ございません。お恥ずかしい。
    お陰様で、私は特に大きな病気もせずに過ごしています。

    私も変わらず関東にいるので、青森の自然が恋しくなったりします。
    帰りたいけれど、一度帰省すると、関東に戻る時に少し辛いので、なかなか複雑です(苦笑)
    実家に帰ると、風景の写真ばかり何枚も撮ってしまいます。
    写真では限界がありますが、空の高さも、草や土の匂いも、忘れたくないと思ってしまうのでしょうね。

    そうそう!

    本当に帰りたい・帰れない・帰りたくない・帰れたら、とかぐるぐるしちゃうほど、過去は甘美に誘ってきます。時々は頭の先までどっぷり浸かって出たくなくなります。
    後ろ向きでもね。そういう場所が何にもない人生の方が渇いてる感じがします。

    こんな風にコメント貰えるの本当に嬉しいんだよ?
    細々とでもブログ続けてて良かったなー、って思う。ありがとう女中さん。
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