スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    久しぶり。元気だった?

    髪の毛を掴んで、自分と自分の乗った馬を底なし沼から助け出す騎士のおとぎ話。
    最近その話を思い出す。

    その話を読んだ小さな私は、母に少し興奮して尋ねる。こんなことが本当にできるのか。
    母は少し困惑して答える。
    それは恐らく子供の発する困難な質問の一つだったのではないか。
    空想を育むための読書体験を否定してはならない。空想と現実を混同させては危うい。
    そんな背反を両立させねばならない。

    「髪の毛は少し引っ張っても痛いでしょう?もし力いっぱい引っ張ったらもっともっと痛いでしょう?騎士は痛くても我慢できるくらい強かったんじゃないかしら」

    なる程、なかなか良くできた大人だ。現在の私から見ても、母のこの態度と思慮は敬服に値する。
    だから友達の髪の毛も引っ張ったらダメよ。

    自分は上手に大人になったのだろうか?

    当時の私にも、それは一つの衝撃だったのだろう。
    だからこそ、今も蘇る挿話としての地位を与えられたのだ。
    《オハナシ》とは事実ではないのだ!!けれども、悪い《ウソ》とは違って、何かしら良いものを与えてくれる何かなのだ!!

    それは、私の人生の傾向を彩る、原体験となる発見だったのかもしれない。





    いくつもの教訓や示唆を与える思い出だ。
    私は幼児期はおろか、幼児教育期すらもステージを終えた。
    そんな今の私が、この思い出に繰り返し注目するのは、自分は自分の髪の毛を引っ張って己を助けようとしている、愚かな騎士なのではないか?という猜疑。

    なんと遠くまで歩いてきた事よ。


    スポンサーサイト

    コメントの投稿

    非公開コメント

    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。