スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    『チェ 39才別れの手紙』感想




    チェ・ゲバラのボリビアでの死を描く。
    前編のキューバ革命の成功の後日譚。

    前編で描かれたチェの清廉と支持。カリスマと成功。革命の理想を理想的手法で達成する前編。

    それに対して後編である『39才別れの手紙』ではチェの清廉はかわらない。
    けれど、キューバから来た外人であること(チェはもとよりキューバ人ではない)、米による軍事教導、政府によるレッテル張り、持病の悪化、……そして何より、チェが愛してやまない民衆からの不支持。
    得意とするゲリラ戦で追い詰められ、同志を喪い、狩り立てられ捕縛され処刑される。

    それでもチェは人間を愛し、信じる。

    なる程。その情熱と信念と実行。愛と(医学)知識と判断力。現代人に喪われた徳が投影されているのか。
    それらの徳は、歴史伝のファンタジーに、経済的な立志伝に、人間愛を説く偉人伝に埋設されてしまい、リアル世界に現れることはないのだろう。


    そして、そのアイコンを崩壊させるのは、そのリアル世界の住人である、民衆の事なかれ主義だ。皮肉だ。そして、真実だ。

    民衆が判断し決意する事を望み革命に進むチェは、判断力のない理想の獲得を決意できない民衆自身が潰えさせられる。
    他国の共産主義革命のように、独裁者になれれば彼は破滅しなかったかもしれない。





    □□□

    そしてボリビアの民衆は、我々日本人の似姿である。
    スポンサーサイト

    コメントの投稿

    非公開コメント

    チェ・ゲバラ

    独裁者にならなかったからチェ・ゲバラは魅力が増したんじゃないですか。
    己の信じる道をひたすら進み続け、殺されることになってもそれは変わらない-かっこいいですよね。
    今の日本にこういう人いないですね。
    それになんといってもハンサムだし。(イケメンなんてチープなことは言わない。)
    映画の俳優もかなりのハンサムでしたが、実物はもっとハンサムでオーラがありましたね。
    こういう男ならどこまでもついて行ってもいいな。

    No title

    わあ!はんなさんだ!
    そうなんですよ、世界史的に見て、共産主義は独裁の道具にしかみえない。
    なのにゲバラは理想実現のために命を投げ出して。

    男はそんな彼に嫉妬を抱いてしまう。
    でも付いて行っちゃうんだろうな。実際には。

    コメントありがとうございます。
    レス遅くなってすみませんでした!

    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QR
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。